追証(追加証拠金)と強制決済

追証(追加証拠金)について簡単に説明しますと、証拠金の不足分を追加で預け入れることで、たとえば、取引で損失が増えた時に、預け入れている証拠金が必要証拠金を下回ると、追加で証拠金(追証)を払う必要がでてきます。
追証は、15:15の日中立会が終了した後に判定されますが、もし、追証が発生してしまった場合は、追証の解消に必要な資金を、翌営業日の正午までに証券会社へ預け入れる必要があります。
例えば、維持証拠金の設定が4万円の時に、6万円の証拠金を預けていたとします。
売買した結果、-3万円の損失を出した場合、6万円-3万円で、預けていた証拠金は3万円になってしまいます。そうなると、維持証拠金が4万円必要なのに対し、預け入れている証拠金が3万円しかないということになりますので、新規での注文が制限され、追証が発生します。
翌営業日の正午までに資金を預け入れず、追証を解消しなかった場合は、新規の注文ができないことはもちろん、保有する建玉はすべて強制的に決済されてしまいますし、預けた証拠金だけでカバーできないくらいの損失が生じた場合は、証券会社から損失分の支払いが要請されることになります。
追証の入金期限は翌営業日の正午までと、期限が短いですし、資金的な余裕は、心の余裕につながりますので、余裕をもって証拠金を預け入れておくことをおすすめします。