値幅制限とサーキットブレーカー

日経225miniには投資家を保護する目的で、サーキットブレーカー制度があります。
サーキットブレーカーとは、急激な価格の変動があった場合に、市場に参加する人たちの不安心理を鎮め、冷静な投資判断を促すために一時的に取引の中断が行われる措置で、基準値段(前日の終値)からの変動幅が制限値幅に該当したときの取引が一時的に中断されます。
取引が一時中断した場合、制限値幅が第一次制限値幅に拡大され、取引が再開されますが、拡大措置を講じた後も価格変動が大きく、第一次制限値幅に該当した場合は、再度、取引が一時中断し、さらに、制限値幅が第二次制限値幅まで拡大され、取引が再開となります。
中断時間は2種類あって、制限値幅の上限または下限で取引が成立した場合は、15分間の中断。制限値幅の上限または下限の気配値が提示されてから5分以上継続して取引が成立しない場合は10分間中断されます。
なお、14時45分から日中立会終了時まで、または2時30分からナイトセッション終了時までは中断措置は行われません。
通常時制限値幅 | 第一次拡大時 制限値幅 | 第ニ次拡大時 制限値幅 |
---|---|---|
8% | 12% | 16% |
現在の制限値幅は日本取引所グループで確認できます。