エクセルを使った寄り引けシステムトレードをより使いやすくしてみた
私が利用する日経225miniのシステムトレードは、エクセルに4本値(始値・高値、安値、終値)を入力して売買サインが出る方式です。
朝と夕方の1日2回の作業で済みますので、ものすごく簡単ではありますが、少し不自由を感じることもありました。
例えば、4本値(始値・高値、安値、終値)を確認して、エクセルに入力するという行為ですが、常にパソコンを操作できる環境であれば、楽です。
でも、外出先でパソコンがない時に、スマートフォンでエクセルファイルを開き、同様の作業をするのは意外としんどくて、4インチ前後の小さな画面では、スムーズな操作ができず、ストレスを感じていました。
そこで、エクセルで4本値が自動的に入力され、自動的に売買サインが表示できるようにならないかと考えた訳ですが、これは意外にも簡単で、ネットで調べるといろいろな方法が紹介されています。
私はエクセルのWebクエリを使って株価データサイト k-db.comから4本値を定期的に取得するように設定しました。
この方法はホント簡単で、誰でもできると思います。
お陰で、4本値(始値・高値、安値、終値)を確認して、エクセルに入力するという手作業がなくなり、エクセルを開けば売買サインが自動的に表示されるようになりましたので、今までの半分以下の時間で売買サインを確認できるようになりました。
そして、そのエクセルをスマートフォンで開けば、外出先でも操作不要で売買サインを確認できるんだと思っていたわけですが、そうは上手くいきませんでした。
スマートフォン用のエクセルは使える機能が限られていて、スマートフォンで開いても4本値は自動的に更新されず、結果、売買サインも表示されなかったんです。。
どうやらWebクエリには対応していないようです。
こうなったらスマートフォン用のエクセルが機能向上するのを待つしかないかな、なんて思いながら、ダメ元で、いろいろな表計算アプリでエクセルファイルを開いてみたり、他の方法を模索したりするも、やはり上手く行きません。
そして、現状では無理だと諦め、しばらく放置していたのですが、ある日、Googleスプレッドシートの存在を知ります。
エクセルと同じ表計算ソフトです。
エクセルのWebクエリと同じような機能のIMPORTXMLがあります。
IMPORTXMLを使って k-db.comから4本値を定期的に取得するように設定し、エクセルから計算式を移植。
あっさり問題解決しました。
スマートフォンでもワンタッチで売買サインが表示されるようになりました。
スマートフォンで自動的に売買サインが表示されるようになると、とにかく楽です。
毎朝、パソコンを起動する必要がなくなり、スマートフォンさえあれば、通勤時の空き時間に売買サインのチェックから売買まで1分程度で完了します。
そして、16:15~16:30の新規注文時でもスマートフォンでワンタッチで売買サインを確認して、売買できますので、かなりの時間短縮と利便性が高まりました。
これで「忙しくて売買サインが確認できなかった・・・」とか、「外出していて売買サインが確認できなかった・・・」なんてことがなくなり、より忠実にシステム通りにトレードができるようになったわけですから、後は、しっかりシステムに従い売買するだけです。
