岡三RSSで自動売買!日経225miniの寄り引けトレード – その2
岡三RSSで日経225miniの寄り引けトレードが完成しました!
トライ&エラーを繰り返して2週間ぐらいかかりましたが、自分なりに満足行くものができました。
自分で理解できる範囲で作りましたので、とてもシンプルな仕組みです。
2万円で購入したパソコン「GBox」で岡三RSSを動かしていますが、全く問題はないですね。軽快に動作します。
毎日、次のスケジュールの繰り返しで動作しています。
パソコンの電源を入れたり、シャットダウンをする必要もないので、キーボードやマウスも接続していません。小さなパソコンがテレビ裏でひっそりと毎日売買してくれています。
6:50 パソコン起動
7:00 新規注文
8:50 逆指値の決済発注
16:20 新規注文
16:35 逆指値の決済発注
16:45 パソコンシャットダウン
岡三オンライン証券の「アクティブ先物取引」を利用していて建玉がセッションをまたぐことがないので、逆指値に届かなかった場合、引き成り決済されます。
あとは、平日なのか土日祝日なのかを判定させ、取引時間外は発注しない仕組みも取り入れました。
この仕組みをどのようにして実現したかをひとつひとつ説明していきたいと思います。
まずは基本的な使い方を知る必要がありますので、最低限必要な部分だけ説明します。
一通り確認したい場合は公式サイトの関数マニュアルを参照ください。
https://www.okasan-online.co.jp/ont/rss/manual/
注文をする場合は意外と簡単で、任意のセルにFNEWORDER関数を記述するだけです。
日経225先物の201309限月の新規買いを、指値14,000円で2枚注文。
=FNEWORDER(”N225”,201309,1,””,””,3,1,14000,2,1,1,””,”取引パスワード”,”F001”,,””,,)
たったこれだけ。
セルにこの関数を入力した瞬間に注文されます。
でも、ちょっと直感的な感じではないので、わかりにくいですよね。
私は手っ取り早くサンプルシートを使うことにしました。
ダウンロードしたのは「先物サンプル」。
ダウンロード先はこちら。
https://www.okasan-online.co.jp/ont/use/sample/download.html
先物サンプルの「注文」タブを開くと簡単に注文や決済の設定ができるようになっています。
D列で引数が確認できますので、確認した引数をすぐ隣のC列に入力すると簡単です。
セルのA2に =fneworder(C5,C6,C7,C8,C9,C10,C11,C12,C13,C14,C15,C16,C17,C18,C19,C20,C21,C22) と数式が入力されているので、C列に入力すると反映される仕様になっています。
早速試してみましょう。
とりあえずこんな感じ。
成行きで新規買いの注文と、逆指値で22,000円に達したら成行きで決済する2つの仕組みが完成しました。
これなら簡単ですね。
日中の寄り付き前に新規注文し、約定後に逆指値で損切り注文をするので、「日中新規」と「日中決済」に名称を変更し、そのセルをコピーして「夜間新規」、「夜間決済」も作りました。
あと、シンプルにしたいので、使う予定のない条件発注や、各シート(クォートや板、4本値、歩み値)を削除しました。
さて、注文を実行する方法です。
岡三RSSには注文ボタンはありません。
注文する場合は、第14引数の発注IDを入力します。
例えば発注IDに「1 」と入力すると注文されます。試しに「あ」と入力してみてもOKでした。 漢字もOK。なんでもいいのかも。
発注IDが注文の引き金ですね。
発注IDを入力すると瞬時に注文されます。
なので、注文をするぞ!というときに発注IDを入力すれば注文することができます。
ただし、2重発注を防ぐために同じIDでは注文できない仕様になっていて、一度、発注IDを「 1」 にして注文をした場合、注文後に発注IDを一旦消して、再度、同じ「 1」 を入力しても動きません。
発注IDを変えれば注文されます。
私の場合は、指定した時間に発注IDを 自動的に入力し、発注が完了したら発注IDを削除する仕組みにしました。
その仕組みは次回に説明します。
岡三RSSで自動売買!日経225miniの寄り引けトレード – その1
日経225miniを始めて早5年です。
手法も確立し、気持ち的にも余裕がでてきました。
恐怖とか欲望が完全にないとは言い切れませんが、システムの指示に逆らいたくなる気持ちは、全くなくなりました。
勝ちが続いたり、負けが続いても、最終的には予想の範囲内に収まり、損をすることはないだろうと思っているので、どちらかといえば退屈な状況といったほうがいいかもしれません。
さて、現在の状況はといえば、WEBプログラムで株価を取得し、その株価をGoogleスプレッドシートに計算させています。
売買の判断をするために、データを入力したり、計算をする必要もなくなりました。
スマホが1台あれば、どこにいても売買区分と損切値、取引枚数が確認できて、注文もアプリ(岡三ネットトレーダースマホF)を使えば新規発注+損切が同時に指定できてしまいます。
取引にかける時間は1日1分程度。
これだけ。
ただ、取引にかかる時間が1分程度とはいえ、注文するタイミングが1日2回(7時頃と16時頃)あり、その時間を意識しながら行動する必要はあります。
大変か?と聞かれれば大変ではないのですが、やることは単調です。
指示された内容をやるだけなので誰でもできるし、なによりも退屈です。
こういう誰でもできることは、できる限り自動化したいと思っていました。
そして、自動発注ができる岡三RSSの存在も知っていました。
いつか岡三RSSを使って自動売買ができるようにしたいと考えて、岡三オンライン証券を使っていたので、時が来たという感じでしょうか。
自動売買をどのようにして実現するかは頭でイメージできています。
ただ、岡三RSSを扱うにはエクセルの知識が必要ですが、エクセルは基本のキしか知らない上、マクロ(VBA)に至っては知識ゼロ。
そこはネットで調べてどうにかしなきゃいけないですね。
目指す仕様は
1.寄り引けトレード
2.寄り付き後、損切指定
これから日経225miniの寄り引けトレードの自動化にチャレンジです。