宝くじで夢を買おうとした高額当選者たち

あなたは過去に、「宝くじ」を買った経験はありますか?
2015年の調査結果によれば、
過去に1度でも購入したことのある人は、実に7割超。
あなたも70%以上の確率で、
「買ったことがある人」に属しているということです。
人はなぜ・・・
「宝くじ」を買うのでしょうか?
夢があるからです。

「ドリーム」という言葉が、それを物語っています。
みな誰しも、「夢」を買おうとしているのです。
当選するのが、夢。
あるいは・・・
当選すれば、夢が叶う。
皆それぞれの夢を膨らませながら、
「宝くじ」に願いをかけているのです。
「宝くじ」に当選すれば、人生が変わる。
お金さえあれば、人生が変わる。
今より、幸せになれる。
今より、豊かになれる。
今より、自由になれる。
お金さえあれば、抱えている「悩み」の全てが解決する。
そういう思想で、行列に並んでいるのです。
いつだって自由だというのに・・・
裏を返せば、
今の人生に満足していないということでしょう。
身の周りで起きているあらゆる出来事に不満を感じるからこそ、
人生を変えたいと願っているのです。
当選金の利用目的アンケートによると、
1位は貯蓄、2位はマイホーム、3位はマイカー。
貯蓄の回答率は、実に50%を上回るようです。
それだけ、
社会が「不安」に満ちているということでしょう。
貯蓄に、マイホームに、マイカー。
発想そのものに「貧しさ」を感じませんか?
その程度のことしか、お金の遣い道を知らないのです。
豪邸を買い、高級車を乗り回し、贅沢品に囲まれ、優雅さを満喫する。
当選したところで、そんな道を辿るのが目に見えています。
言うまでもなく、
彼らには本物の「優雅さ」など宿りません。
お金を手にしたことのない人間がお金を手にしたところで、
同じような遣い方しかできないのです。

あなたなら、どういう遣い方をしますか?
貯蓄して、
マイホームに住んで、
マイカーに乗って・・・
そんな、
宝くじを買うエコノミーらが思い描いているような夢を実現したところで、
何か愉しいですか?
死ぬ瞬間にあなたを襲うのは、
虚無だけです。
あなたは、
そんなくだらないことに命を費やすために生まれてきたのですか?
99.9%のエコノミーは、
お金さえあれば人生が変わると思っています。
確かに、
間違いなく人生は変わるでしょう。
しかしそれは、
自分で人生を「変えた」のではなく、
お金によって人生が「変わった」だけです。
変えたのではありません。ただ、変わったのです。
つまり彼らは、
お金が無くなれば、再び人生が変わるでしょう。
自分で生きているのではなく、
お金に振り回されながら生きているのです。
高額当選者の追跡調査によると、
70%以上の人が、5年以内に当選金の全てを失っています。
そして殆ど全員が、10年以内に全てを失っています。
働くことを辞め、豪遊を繰り返した果てに全てを失い、
以前よりも安月給で働いているのです。
当選金を失っただけなら、まだ幸運なほうです。
多くの場合、家族を失い、友人を失い、
更には莫大な負債を抱え、借金に追われます。
夫婦の何れかが当選した場合、
極めて高確率で10日以内に離婚しています。
そして、
離婚と同時に当選金を分与請求するのです。
つまり、
お金さえあれば「共に暮らす」理由などないということです。
エコノミーは99.9%の確率で、
愛よりお金を優先するのです。
本当は、別れたほうが幸せ。
しかし、お金がないから仕方なく一緒に暮らしている。
多くの人が否定するでしょうが・・・
あなたの本音は、
あなたが実際に億を手にすれば見えることです。
あなたが億を手にしたことがないから、
あなたが「本当のあなた」を知らないだけです。
特にお金のない貧困層では、
そういう虚しい関係で成り立っている家庭が多いようです。
実際、当選後の離婚率が全てを物語っています。
そうやって、
当選金を失うだけでなく、人間関係までも失ってしまうのです。
さらには、命を失うことさえあります。
特に海外では顕著ですが、日本国内でも多くの事例があります。
他人から命を狙われるならまだしも、
多くの場合、自分の家族や交際相手から殺されるケースです。
もちろん他殺だけではありません。
実は他殺以上に、自殺者が多いのです。
何処からともなく当選情報が漏れ、
ビジネス、投資などの勧誘電話が真夜中も鳴り続けます。
そうしたビジネスに次々と手を伸ばし、ことごとく破綻し、
最終的には負債だけが残り、自殺へと追い込まれるのです。
ビジネスの素人が無知なままに手を伸ばすのですから、
それが当然の結果でしょう。
あらゆるビジネスを展開し、
豪邸に住み、高級品に取り囲まれながら豪遊することが、
彼らの願っていた「夢」だったのでしょうか?
そこには「夢」の欠片もありません。
自分以外の誰かを幸せにするという要素が欠けているからです。
お金に溺れ、くだらない快楽の為にしかお金を遣えない人生・・・
それほど悲しいものはないでしょう。
全てを失った当選者は、口を揃えてこういいます。
「宝くじなんて、当たらなければよかった。」
「当選する前の人生に戻りたい。」
「もう、金持ちになりたいなんて思わない。」
お金さえあれば、幸せになれる。
お金さえあれば、人生を変えられる。
それが、彼らの考え方です。
つまらない夢を買おうとして、人生を失ったのです。
中には、
宝くじの失敗を通じて「幸せ」を見つける人もいます。
例えば、
21歳で13億に当選し、8年で使い果たした男性。
彼は例に漏れることなく豪邸を買い、
高級車を乗り回し、豪遊する快楽に溺れ、
毎晩違う女性を家に招いては連日連夜パーティーの日々。
酒と女では飽き足らず、麻薬にも溺れます。
いくらお金を遣ったところで、心の虚しさが広がり続けたのでしょう。
心にあいた穴を塞ぐために麻薬に手を出したのです。
彼は麻薬所持で逮捕されますが、当時の心境をこう振り返っています。
「当時は、お金はあったけど、
何の感情も感じられなくなるほど麻痺してしまっていた。
人生は不幸だと考えていたんだ。」
現在は出所して、月収10万の清掃職員として働いているそうです。
そして、幸せに満ちた表情でこう語っています。
「貧乏になったことは、全然恥ずかしいと思わない。
むしろ、酒と女に溺れていた日々の方が、ずっと恥ずかしいことだ。
もう金持ちになりたいと願うことはない。お金への未練もない。
貧乏でも一生懸命生きる方が、はるかに幸せだ。」
彼はお金の真意を知り、
「幸せ」の意味に気付いたのかもしれません。
今日も真剣に読んでくださっているあなたは、
トレードで成功する覚悟を決めているトレーダーです。
あなたには、美しい「夢」があるはずです。
その夢とは、自分の為だけのものですか?
あるいは、誰かを幸せにできる夢ですか?
「他人の幸せ」を「自分の幸せ」のように感じれますか?
それができないのなら・・・
成功とは逆の道を歩んでいることになります。
宝くじの高額当選者が、例外なく当選金を失うのは何故でしょうか?
彼らに、
「お金の教養」がないからです。
彼らは、実力で億を手にしたのではありません。
当選したのは、「たまたま」です。
もともと、億の器がないのです。
億資産の守り方を知らず、
殖やし方を知らず、遣い方も知りません。
見苦しい浪費に走るしか、道がないのです。
言うまでもなく、
億の器がない人間には、高級品も似合いません。
「品」と「格」が追いついていないからです。
高級品だけが見苦しく浮いて見えます。
佇まいが美しくない人間に、美しいものは似合わないのです。
フェラーリから降りてくるドライバーを見て、
残念に思ったことはありませんか?
ドライバーの佇まいが、
99.9%の確率でフェラーリの品格を引き下げているのです。
だからあなたは、
フェラーリに対して汚らわしいものを見るかのような視線を向けているのです。
ところで、
あなたは今、どのレベルのトレード益を目標にしていますか?
月100万でしょうか?月1億でしょうか?
毎月100万を美しく遣う生き方を、
具体的に鮮明に、想像できていますか?
毎月1000万を美しく遣う生き方を、
具体的に鮮明に、想像できていますか?
想像できていないのなら、
それがあなたの器であり、それがあなたの現実です。
宝くじで1億円が当たる確率は500万分の1です。
率にして、購入者の0.00002%。
一方で、億トレーダーは市場参加者の何%でしょうか?
宝くじに当選することと、億トレーダーになること。
どちらが簡単だと思いますか?
トレードで億を稼ぐほうが遥かに簡単であるにも関わらず、
人々は超難関の「宝くじ」に挑むのです。
月に数億稼ぐトレーダーは、翌月も数億稼ぎます。
毎月、宝くじに当選するようなものです。
当選者との違いは何でしょうか?
お金を殖やす「術」を知っているか、知らないかです。
当選して、どこからともなく数億与えられた人間と、
自らの手で数億を築き上げてきた人間とでは、
根本的に「土台」が違います。
当選者には「土台」すらないでしょう。
全てを失って、当然です。
それにしても・・・
トレードで人生を変えたいと思っている人が多過ぎます。
特に素人にとってはハイレバなFXが魅力的に映るのでしょうか?
株でもなく、先物でもなく、なぜかFXから始める人が多いのです。
何の理由もありません。ただなんとなく、FX。
そしてトレード対象は、ただなんとなく、ドル円。
あまりの無防備さに、かける言葉もありません。
人はなぜ、市場に参加するのでしょうか?
トレードで勝組入りし、大金を手にしたいからでしょう。
99%の人間が、トレードで人生を変えたいと思っているのです。
トレードで勝組になれば、人生が変わる。
お金さえあれば、人生が変わる。
それはまるで、
宝くじの行列に並ぶ人間と同レベルです。
あなたは大丈夫ですか?
お金で人生が変わると思っているのなら、
全てを失う高額当選者と同じ末路に辿り着くでしょう。
トレードで「勝組入りすること」と、
「成功すること」は完全に別次元です。
あなたにとって、成功とは何ですか?
お金から人生を変えられるのではなく、
自分で人生を変えてください。
トレードで勝てたところで、まず成功しません。
勝組トレーダーが持っている術は、
「お金の殖やし方」だけでしょう。
お金の「守り方」や「遣い方」を知らないのなら、
お金に関して全く無知な高額当選者と何ら変わりません。
トレードで勝てれば、成功できる。
そう勘違いしているトレーダーが殆どです。
つまり、
夢のないトレーダーです。
繰り返しますが・・・
あなたの夢は美しいですか?
そこに、他人の幸せはありますか?
日本国内では、1,000万円以上の当選者に限り、
「その日から読む本」というタイトルの本が手渡されます。
「その日」とはつまり、「大金を手にする日」です。
非売品ですので、当選者しか読むことはできません。
アメリカやカナダの本を模倣したものです。
お金の教養が書かれているのでしょう。
中身は容易に推測できますが、
1冊の本を読んだところで、本物の教養は培われません。
ローマは、1日にして成らず。
億の器は、一朝一夕で身に付くものではないのです。
守り方、殖やし方、遣い方だけでなく、
美しいモノが似合う品格もまた、
じっくりと長い年月をかけて、醸成されるものです。
宝くじに並ぶ行列を見て、あなたは何を感じますか?

彼らは幸せになりたいと願い、不幸になります。
不幸になるために、並んでいるのです。
彼らに共通しているのは、波動の低さです。
写真からも「負」のオーラが伝わってきます。
みな揃って、地味なカラーに身を包んでいます。
そして、一様に背筋が曲がっています。
みな猫背になって、自信なく俯いています。
背筋が美しく伸びている人は1人もいません。
みな、波動が一致しています。
こうした光景は、偶然だと思いますか?
同じオーラを放つ人間は、同じ場所に引き寄せ合います。
あなたの波動を知りたければ、
あなたの周りにいる人が、その答えです。
宝くじに群がる人々。
それはまるで、樹液に群がる昆虫を見ているようです。
あなたがサラリーマンなら、
職場の人々とお金の話はしないでしょう。
あなたが主婦なら、
近所の主婦とお金の話はしないでしょう。
なぜなら、それが日本だからです。
日本人は、お金の話を避けます。
それにも関わらず、頭の中はお金のことしか考えていません。
宝くじの行列をみれば明らかでしょう。
あなたは今、
オープンに資産運用の話をできる相手がいますか?
残念ながら、
日本ではなかなかそういう話し相手には恵まれないでしょう。
宝くじには様々な都市伝説があるようです。
過去に高額当選者が続出しているお店には行列ができるでしょうし、
当選発表日まで神棚に保管する人もいるでしょう。
少しでも、当選確率を上げたいと願っているのです。
そんなことをして、確率が変化するはずもありません。
その証拠に、毎年50億分の未換金くじが発生しています。
宝くじを買った本人が、買ったことすら忘れているのです。
忘れ去られるほど適当に扱われている宝くじですら、
同じ確率で当選しているということです。
丁寧に扱おうと、雑に扱おうと、どこのお店で買おうと、
確率には何も影響しないのです。
全ては、たまたま。
それが確率です。
ところで・・・
紙幣には「表」と「裏」があります。
しかし実際には、「側面」もあります。

多くの人は、「側面」を意識していません。
そもそも、普段から札束を持ち歩く人は少ないでしょう。
側面は、
札束となって初めて姿を現すのです。
ものごとは全て、表裏一体です。
どちらか一方だけで存在することはできません。
表だけでは存在できず、裏だけでも存在できないのです。
愛と憎、善と悪、美と醜、光と影。
光がなければ、影は生まれません。

多くのトレーダーは、
負組の損失の上に勝組が成り立っているものと勘違いしています。
負組がいるから勝組がいるのではありません。
勝組がいるから、負組が生まれるのです。
たいてい、真実は大衆心理と逆です。
お金持ちだから清潔感が漂うのではありません。
清潔だからこそ、お金持ちになれるのです。
そして、
成功者が見ているのは「側面」です。
ものごとの「表」と「裏」は、「側面」がなければ繋がりません。
コインの「表」と「裏」は、
コインの「側面」によって繋がっています。
全ての事象は、
「側面」がなければ存在できないのです。
エコノミーは、
ものごとには「表」と「裏」しかないと思っています。
「側面」が存在することに気付いていないのです。
誰も見ていない「側面」にこそ、真実は潜んでいます。
あらゆるものごとの「側面」を、じっくり観察してください。
側面は、
最初はなかなか見えないかもしれません。
あなたの脳が、
側面を捉えることに慣れていないからです。
しかし、
やがて少しずつ「側面」を捉えられるようになったとき・・・
あなたの中に衝撃が走るでしょう。

ローソク足には「陰線」と「陽線」があります。
上がるから下がり、下がるから上がるのです。
この両者を繋ぐ「側面」とは何でしょうか?
ものごとには、
例外なく「側面」が潜んでいます。
側面から、学んでください。
表と裏。
光と影。
その境界。
その側面に入り込むことで初めて、
美しさが宿るのです。