未経験でもできる少額投資日経225マイクロ先物のシストレ

引き返すなら、今

私が小学6年の頃の恩師を思い出しました。

朝の登校が完了し、

教室へ入ると、室内がザワついていました。

黒板に、大きな文字でこう書かれていました。

「気付いていますか?」

明らかに、担任の先生が書いた文字でしたが、

先生は既に朝の職員会議に出ており、その場にはいませんでした。

私たちへの置き手紙だったのです。

季節は、3月。

寒い冬を超え、少しずつ、春の陽気を感じ始める季節でした。

そして、卒業式を数日後に控えた日でもありました。

「気付いていますか?」という言葉の意味が、

私たちには理解できませんでした。

とても厳しく恐い先生だったので、

先生が戻って来たら怒られるかもしれないと、全員でビクビクしていました。

何か「気付けていないもの」があるのではないかと、

生徒全員で周囲を見渡しましたが、

私たちが気付けたのは、「教室の汚さ」だけでした。

教室の乱れに気付けていないことを、怒られるに違いない。

そう思い、全員で慌てて教室中を掃除しました。

先生が戻ってくるまでに、完璧に仕上げたのです。

恐怖しながら、先生の戻りを待ちました。

みな手に汗握り、ガタガタ震えていたはずです。

先生が戻ってくるなり・・・

黒板の文字を指して、こう言いました。

「この意味、分かりましたか?」

私たちはビクビクしながら、

「教室が汚れていました」と答えました。

すると、先生はこう続けました。

「校庭を見て、何も気付きませんか?」

「登校する時、何も気付きませんでしたか?」

私たちはみな、キョトンとしました。

尚更、意味がわからなくなったのです。

教室は静まり返り、しばらく沈黙が続きました。

そして、

しばらくの間を置いて、先生はこう言いました。

「桜が、咲いているでしょう。」

「そのことに、気付いていましたか?」

私たちは、ハッとしました。

この日を待ち詫びていたかのように、

桜のツボミ達が、ポツポツと開き始めていたのです。

校庭には既に、「春」が訪れていたのです。

小学校を卒業することや、

中学校へ進学することにばかり意識が傾き・・・

周りの小さな変化に気付ける「余裕」を失っていることに、

気付かせてくれたのです。

これは、ほんの些細な一例です。

世の中を見渡せば、多くの人が「余裕」を失っているようにしか見えません。

エコノミーはいつも「何か」に追われ、

大切なものを見失っているのです。

そして彼らに共通しているのは、

「お金がない」という経済的余裕のなさが、

「心の余裕」を蝕んでいるということです。

貧乏の恐さとは、財布が貧しくなることではありません。

心が貧しくなることです。

心の貧しさが、世界から「色」を消し去るのです。

心に余裕がない人間は、桜を味わうことさえできないでしょう。

経済の余裕が、心の余裕につながると思っている時点で、負組です。

負組は、お金のことで頭がいっぱいです。

そして、そういうエコノミーには時間もありません。

桜のツボミと同じ気持ちになる時間など、

あるはずもないのです。

お金が「心のゆとり」につながると思っている人間には、

経済的余裕は永遠に訪れません。

お金の余裕と、心の余裕は無関係なのです。

あなたには今、心の余裕がありますか?

この星を、

しっかり味わっていますか?

風を感じる。

太陽の温もりを感じる。

鳥のさえずりが聴こえる。

土の匂いがする。

雨を感じる。

それだけで、幸せなのです。

風を感じることに、お金がいりますか?

あなたは既に、全て与えられているのです。

人は誰しも、「先生」と「師」をもっています。

あなたにとって、「先生」とはどういう存在ですか?

そして、「師」とはどういう存在ですか?

先生と、師。

この2つの言葉を、どのように遣い分けていますか?

「先生」と「師」の違いとは、何ですか?

教えてくれるものが、違います。

先生は「技術」を教えてくれます。

そして、

師は「心」を教えてくれます。

心とはつまり、「生き方」です。

あなたに今、「先生」や「師」はいますか?

あなたがサラリーマンなら、

職場の上司は「先生」でしょう。

職場で求められる技術を教えてくれるはずです。

中には、職場の上司が「師」という人もいるかもしれません。

経営者として会社のトップにいる方も、

別の場所に「先生」や「師」の存在があるでしょう。

あなたが様々な技術を身に付けようと思うなら、

先生は何人も必要です。

船舶免許とヘリ免許では、教えてくれる先生が違います。

その道のプロが必要になるのです。

「先生」は何人も必要ですが、「師」は1人で十分です。

なぜなら、心の核は1つしかないからです。

何をするにしても、同じ心へ辿り着くのです。

あなたの心が美しければ、

あなたがどの道へ進もうと、あなたはやがて美しい場所へ辿り着くのです。

先生は、どこにでもいますが、

師は、なかなかいません。

あなたが、上位0.1%に入る覚悟があるのなら、

少なくとも上位0.1%の世界にいる人間を師にしてください。

99.9%の確率で、

そういう師と巡り合うことはないでしょう。

しかしこの宇宙は、あなた自身が波動を高めれば、

いとも簡単に師と巡り合えるようにできています。

あなたにはいま、「師」と呼べる人がいますか?

あなたが勝組トレーダーになりたいのなら、

トレードの先生から学べば十分です。

トレードで勝ち続けることなど、おそろしく簡単なのですか。

ただ・・・

トレードで勝ち続けることが、成功ではありません。

あなたがいくら大金を手にしたところで、

心が間違っているのなら、成功するはずもないのです。

実際、

勝組トレーダーの殆どは、負組です。

心が、美しくないのです。

トレードで勝組入りして、成功したものと勘違いしているのです。

要するに、

生き方で失敗しているのです。

あなたは既に、トレードで成功する覚悟を決めているかもしれません。

あなたにとって、「成功」とは何ですか?

本当に、成功する覚悟は決まっていますか?

相場という世界は、この世でもっとも厳しい世界です。

なぜなら、相場は人間そのものだからです。

引き返すなら、今です。

覚悟するのも、今です。

負組トレーダーの覚悟は、おそろしく中途半端です。

生温すぎて、かける言葉もありません。

生半可な覚悟は、覚悟とはいいません。

相場の世界をなめているのです。

覚悟のない負組トレーダーは、

かといって、途中で引き返すこともしません。

中途半端な覚悟で、相場に挑み続け、

延々と、お金と時間を失い続けているのです。

トレードに限った話ではありません。

そういう覚悟のない心が、

私生活の全てに露呈し、

人生においてもお金と時間を失い続けているのです。

覚悟を決めるなら、いま、決めるしかないのです。

決めれないなら、いま、引き返すことです。

覚悟なしに挑んだところで、何もあなたの為になりません。

このブログは、

覚悟が決まっているトレーダーのために書いています。

覚悟のないトレーダーが読んだところで、何の意味もないのです。

覚悟できるトレーダーだけ、ついてきてください。

相場を舞台に、全員で、勝ちにいきましょう。

勝つのではなく、成功するのです。

このブログは、

私の魂と、あなたの魂の対話です。

魂と魂が、触れ合っているのです。

魂も波動を出しています。

私とあなたの波動が一致したとき、

あなたの魂は震え、私の魂も震えるのです。

もう一度、繰り返します。

相場を引き返すなら、今です。

ここで、

引き返すべきか迷っているようなら、

その時点で既に、あなたの覚悟なんて決まっていないということです。

後ろを、

振り返ろうとも思わない。

後ろに、

後退しようとも思わない。

「引き返す」という言葉など、

もともと選択肢にすら無い。

それが、覚悟です。