99.9%のトレーダーはお金の奴隷と化している

相場に生きている人間は、例外なく貪欲です。
成功者もまた、例外なく貪欲です。
疑う余地もありません。
常に、欲望が渦巻いているのです。
あなたがトレードしている理由は、
あなたが貪欲だからでしょう。
私も間違いなく、貪欲です。
欲望。
野望。
金儲け。
マネーゲーム。
これらの言葉は、あなたの心にどう響きますか?
欲望や野望を剥き出しにして、マネーゲームに走る人間。
その人間とはまさに、トレーダーのことです。
残念ながら、
このように欲望を臭わせる響きは、世間から冷たい風を浴びます。
こと日本に関して言えば、
金儲けの欲望を曝け出した途端、非難中傷の的となるでしょう。
相場がマネーゲームとして敬遠されることが、
日本の国民性を物語っています。
「マネーゲーム」という言葉には、
「楽して儲けている」というニュアンスが含まれているのです。
わずか数分の操作で億を稼ぐトレーダーをみて、
「楽して儲けている」と妬むのは、
エコノミーの世界に生きている負け犬の遠吠えです。
どんな分野であろうと、
超一流は、至極困難な業を平然と涼しい顔でやってのけるものです。
素人の目には、
それがまるで「簡単にやっている」ように映っているのでしょう。
あいつは、簡単に稼いでいる。
あいつは、楽して儲けている。
その罵倒の背景には、
「自分はこんなに苦労して働いているのに・・・」
「あのトレーダーは働きもせず苦労もせずに稼いでいる・・・」
そんな妬みや僻みが充満しているのです。
淡々と稼ぎ続けるトレーダーが、
そのレベルに到達するまでに重ねてきた「努力」を知らないのです。
果たして相場とは、楽して稼げるマネーゲームか?
とんでもない・・・
努力して、
努力して、
努力して、
努力を重ねた末に、
その努力を裏切られるのが相場でしょう。
相場は、
この世で最も過酷な真剣勝負なのです。
肉体労働で身体に流れる汗だけが、汗ではありません。
超一流のトレーダーは、
頭の中で汗をかいているのです。
この汗は、決して目には見えません。
だからこそ、
さも「涼しい顔」で勝ち続けているように見えてしまうのでしょう。
ところでなぜ日本では、
「私は相場をやっている」と自ら話す人が少ないのでしょうか?
その言葉の背景に、
「金儲け」という言葉が見え隠れするからです。
金儲けは不徳であり、汚らわしい。
そんな印象しか与えないのです。
そして日本では、
「欲を絶つこと」を「美徳」とする風潮さえ漂っています。
欲を絶てなかったとしても、
それを表に出さないことが美徳とされているのです。
欲望、野望は汚らわしいのでしょうか?
人間は本来、欲望のある生き物です。
欲望の塊と言ってもいいでしょう。
本来持ち合わせている感情を、なぜ抑え込む必要があるのですか?
自分という存在を押し殺しているのと同じです。
正しい欲望や野望は本来、美しいのです。
美しいものを、包み隠す必要はないでしょう。
食欲、性欲、睡眠欲という言葉があって、
なぜ、金欲という言葉が使われないのでしょうか?
「きんよく」と入力すると、
「金欲」ではなく「禁欲」と変換されます。
金欲という言葉は、
変換候補にすら上がってこないのです。
欲を出すどころか、欲を禁じようとしている。
これが、世間の洗脳です。
あなたの心は、
「金欲」と「禁欲」のどちらで満たされていますか?
「金欲」を押さえ込んでいるとすれば、今すぐ解放してください。
その欲望が正しい欲望であれば、それは美しいのです。
あなたは、
一体何のためにトレードしているのですか?
こう尋ねると、
皆口を揃えて「お金を稼ぐため」と答えます。
そんなことは、分かり切っています。
それでは、
一体何のために、お金を稼ぐのですか?
こんな聞き方をすると、こういう答えが返ってきます。
「早く会社を辞めて自由になりたいから」
「お金と時間を手にしたいから」
「今よりお金があればもっと幸せになれるから」
「優雅で贅沢な暮らしを満喫したいから」
あなたがもし、
こんな考えでトレードしているとすれば、
まず間違いなく、成功しません。
自由なお金と時間を得ることによって、
人生が幸せになるとでも思っているのですか?
だとすれば、あなたはお金の奴隷です。
「お金さえあれば幸せになれる」と思っている時点で、
既に不幸なのです。
そんな思考でお金を手にしたところで、
決して「幸せ」にはなれないでしょう。
そんな「幸せ」など、もともと存在しないのですから・・・
お金さえあれば幸せになれるから、お金が欲しい。
そんなくだらない金欲には、美しさのカケラもありません。
お金の多寡が価値観の基準となってしまっている時点で、
既に汚らわしいのです。
あえて書く必要もありませんが、
今この瞬間が幸せだと気付ければ、今この瞬間から幸せでしょう。
あなたは1秒で幸せを掴めるのです。
この広い宇宙で地球という星に生まれ、
この日本に生まれ、
太陽の温もりを感じ、
鳥のさえずりが聴こえ、
水と空気に満たされて、
風を感じ、
雨を感じ、
大地を感じ・・・
そして夜空を見上げれば、星空が広がっている。
どう考えても、幸せすぎるのです・・・
美しい欲望は、同時に野望へとつながるものです。
なぜ、トレードするのか?
「お金と時間を手にしたいから」という答えには、
なんの野望も感じ取れません。
では、
トレードする本当の目的は何か?
この答を深く追い求めていけば、
同じ疑問にぶつかるでしょう・・・
なぜ、
この世に生まれてきたのか?
お金と時間を手にするために、
この世に生まれてきたのではないでしょう。
ほかの誰かを、幸せにするため。
目の前にいる人を、幸せにするため。
そして、
何かを成し遂げるために生まれてきたのです。
何かを成し遂げたいという欲望こそ、野望です。
その野望は、
「夢」と言い換えてもいいかもしれません。
野望とは、
「身の程を超えた、大きな望み」のことをいい、
そこには「分不相応」という意味が込められています。
「分不相応」な望みこそ、「夢」でしょう。
「分相応」な望みほどつまらない「夢」はありません。
そもそも・・・
分相応の望みなど「夢」とは言えないのです。
「分相応」ならば、
別にあなたが変わらなくとも、
今のあなたでも実現できてしまうということです・・・
自分を変えずして、成功など有り得ないのです。
今のあなたに、野望(夢)はありますか?
正しい野望を伴う欲望は、美しいものです。
何のために、トレードするのか?
お金を稼ぐため。
何のために、お金を稼ぐのか?
野望を実現するため。
何のために、野望を実現するのか?
それは、命の喜びのためです。
魂の声に耳を傾ければ、
「禁欲」という言葉など必要ないのです。
美しい野望を伴わず、
くだらない欲望だけで動いているトレーダーは必ず負けます。
その一方で、
欲望の先に大きな野望を見据えているトレーダーは、
勝つべくして勝つでしょう。
このブログは、
トレードで成功する覚悟を決めたあなたの為だけに書いています。
「トレードで成功する覚悟」とは、
「トレードで勝ち続ける覚悟」ではありません。
お金儲けの先に、大きな野望を秘めているあなた。
美しい欲望を抱いているあなたの為に、このブログを書いています。
運用資金が数億に達したトレーダーに、
「次の目標は何ですか?」と尋ねると、
決まって同じ答えが返ってきます。
「次は100億を目指したいです。」
そして、いざ100億達成が目前に迫ってくると、
「次は1000億を目指したいです。」と答えます。
残念なことに、「お金を儲けること」それ自体が、
トレードする目的になってしまっているのです。
本当の目的を見失い、
お金を手にすることが「生きる目的」となっている・・・
そこに、美しさはありません。
あるいは、こんなことを言う人もいます。
「相場を引退したら、何をやりたいですか?」という問いに対して、
「相場で蓄えた資金で不動産を購入して運用していきたいです。」と答える。
不動産も、相場でしょう。
やっていることは、トレードと何ら変わらないのです。
結局、お金を儲けることだけが目的となってしまっているのです。
あなたにとって、そんなトレーダーが理想ですか?
違うでしょう。
何のために生き、
何のためにトレードしているのですか?
あなたのその欲望の先に、美しい野望はありますか?
私はトレーダーでありながら、
トレードに生きている訳ではありません。
トレードで勝ち続けることは当然の義務であり、
トレードは単に「お金儲け」の1ツールに過ぎないのです。
そして、
正しい欲に突き動かされたお金儲けは、美しい。
そう確信しています。
トレードで勝ち続けて莫大な利益を得たところで、
トレードに生きることが目的になっているのであれば、
それは完全な負組です。
あなたは今、
一体何のために、トレードしているのですか?
声を大にして、
「お金が好きです」と、周りに宣言できますか?
それができないのなら、
あなたがエコノミーの世界で生きているということです。
その世界から抜け出す覚悟を決めているのなら、
声に出して、周りに宣言してみてください。
お金が大好きです!!!と。
私は、
それを言えるあなたのことが大好きです。