勝組の財布、負組の財布
世の中には、2種類の人がいます。
勝つ財布を使っている人と、
負ける財布を使っている人です。
日本人は特に、財布を重んじる傾向にあります。
成功者だろうと、エコノミーだろうと、
財布に気を遣っています。
その辺の高校生も、
その辺のチンピラ兄ちゃん姉ちゃんも、
その辺のサラリーマンも、
お決まりのようにブランド財布を持ち歩いています。
「ブランド」という言葉の意味を完璧に誤解しているのです。
超一流の「ブランド」を正しく扱うことは、
そんな生易しいものではありません。
99.9%の確率で、
ブランドが似合っていないのです。
ブランド財布を持ち歩いて、
それでお金が入ってくればいいですね。
しかし残念ながら、
根本的に思考がズレているので・・・
そんな財布にお金が入ってくるはずもありません。
成功しない人間の財布は、
なぜかパンパンに膨れ上がっています。
それはきっと、
紙幣で膨れているのではないでしょう。
無駄なもの。
余計なもので、膨れ上がっているのです。
その原因が、
レシートであったり、
ポイントカードであったり、
キャッシュカードであったり、
クレジットカードであったり、
小銭であったりする訳です。
使いもしないレシート・・・
財布がゴミ溜めと化しているのです。
レシートをきっちり残して管理している人もいますが、
それは家計簿をつけるためでしょう。
家計簿をつけることに労力を費やして、
何か得しますか?
家計簿をつけて判明するのは、
あなたの支出状況です。
何に、いくらのお金を遣い、
どこに無駄な支出が潜んでいるのか?
家計簿をつけることで生まれるのは、
節約思考です。
無駄を切り詰めて、支出を減らす思考。
そんな節約思考を潜在意識に植えつけたところで、
あなたは損するだけです。
1円も得しません。
収入と支出の両方を加速させ、
よく稼ぎ、
よく遣い、
お金をしっかり流さなければならないのです。
無駄を削り落とす節約思考こそ、
無駄ということです。
無駄を削ることを考える前に、
お金の遣い方を考えてください。
それにお金を払うことによって、
成長できるか否か。
美しいか否か。
他の誰かが幸せになれるか否か。
核はそれだけで十分です。
成功する覚悟を決めたあなたの財布に、
レシートは不要なのです。
しかしあなたの財布には、
ポイントカードが何枚も入っているかもしれません。
カード1枚の重さは3グラム程度でしょうか?
ポイントカードを提示して、
スタンプを押してもらう一連の動作の中で、
あなたは一体何秒の命を削っているのでしょうか?
毎日のように3グラムを何枚も持ち歩き、
何度も何度も繰り返し数秒を失い続け・・・
結果として、
あなたはいくら得しますか?
ポイントが貯まって値引きされる額は、
数百円とか、せいぜい数千円の世界でしょう。
僅かそれだけの「お得感」のために、
3グラムという荷物を背負い続け、
財布を膨らませ続ける必要がありますか?
そもそも、
成功するあなたは、そんな器ではないはずです。
成功する覚悟を決めたあなたの財布に、
どう考えてもポイントカードは不要です。
エコノミーの財布にはポイントカードが入りすぎているせいか、
自分の財布を漁り回し、
レジの前でポイントカードを探すことに必死になっている姿を目にします。
くだらないことに、命を使っているのです。
エコノミーにとっては、
命よりも・・・
ポイントが貯まる「お得感」のほうが大切なのでしょう。
あなたの財布にポイントカードが入っているのなら、
それらは今すぐ全て捨ててください。
捨てれないなら、
成功は諦めてください。
レシートとポイントカードが無くなり、
だいぶ軽くなったあなたの財布ですが、
まだまだ・・・
キャッシュカードやクレジットカードが何枚も入っているかもしれません。
あなたはその日、
何%の確率でクレジットカードを使うのですか?
あるいは、
1日に2枚も3枚も使う日がありますか?
クレジットカードを5枚入れている人は、
1日に5枚のカードを使うのですか?
ありえないでしょう。
完全に無駄な荷物を背負っているのです。
そして何より、
使いもしないカードを意味もなく持ち歩くことはリスキーです。
最近の技術では、
ターゲットから数十メートル離れた場所からでも、
カード内の電磁気情報を盗み出すことができます。
あなたが知らない間に、
あなたのカードが利用される可能性は十分に想定されるのです。
私の財布には、
キャッシュカードやクレジットカードが1枚も入っていません。
どうしても必要なときだけ、
1枚ないしは最大でも2枚のカードを、
その日限り持ち歩く程度です。
そもそも私は、基本的にカードを使いません。
どれだけ高額だろうと、現金で払います。
なぜなら、
カードは電子の世界であって、実態がないからです。
どれほどのお金のボリュームを、
どういうことに遣っているのかが、見えてこないのです。
それを肌身で感じるためにも、
お金の重み、お金の厚みを感覚として体感することが大切です。
1000万の買い物をするのなら、
100万を10束用意して払ってくださいということです。
特にトレーダーは、
運用額がある程度のラインに達したときから、
お金が単なる「数字」にしか見えなくなります。
損益も、
運用残高も、
お金ではなく、数字なのです。
そうなってくると、
いよいよ電子の世界へ突入します。
実態としての感覚を失うのです。
感覚を失わない為にも、
お金は電子的に遣わないことです。
現金で支払い、
お金に感謝を告げて別れてください。
電子マネーには挨拶もできないのです。
成功するあなたの財布には、
キャッシュカードもクレジットカードも不要になります。
カードを利用する日に限り、
1枚ないし2枚を携えれば事足りるのです。
負組の行動パターンには、
とにかく「〇〇ぱなし」が根付いています。
スマホの充電器をコンセントに挿しっぱなしにしているエコノミーは、
クレジットカードも財布に入れっぱなしなのです。
レシート、
ポイントカード、
キャッシュカード、
クレジットカード・・・
これであなたの財布もだいぶ軽くなりましたが、
下手をすると小銭だけでパンパンに膨れています。
理由は簡単です。
小銭を出さないから小銭が溜まるのです。
貯まるのではなく、溜まっているのです。
たとえば562円の買い物をしたとき。
千円札1枚と、12円があるのに12円を出さないのです。
結果として、438円のお釣りが戻ってきます。
1012円を支払うと、450円のお釣りが戻ってきます。
438円と450円とでは、450円のほうが身軽です。
38円(10円硬貨3枚+5円硬貨1枚+1円硬貨3枚)と50円(50円硬貨1枚)では、
どう考えても50円のほうが軽いのです。
そんな動作が数回繰り返されると、
財布は一瞬にして小銭だけで膨れ上がります。
エコノミーは、小銭を出す手間を惜しみます。
いちいち小銭を探しているのが面倒なのでしょう。
もっと底辺のエコノミーは、
1万円札1枚で支払うことが格好良いものだと勘違いしています。
万札をポンと投げ捨てて、誇らしげに支払っているのです。
当然、多くの千円札と小銭が戻ってきます。
彼らにとっては、
小銭をちまちまと探している仕草がダサいのでしょう。
レジでの支払い方をみていれば、
成功する人間か否かは一瞬で判ってしまうのです。
そうやって小銭を「ぞんざい」に扱うエコノミーは、
小銭からも嫌われる存在になります。
1円玉は末っ子です。
5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉は、
1円玉の兄さん姉さんです。
1円玉を泣かせると、兄さん姉さんからも嫌われるのです。
そのことを知ると、
彼らの親である千円札や5千円札が怒ります。
当然、祖父の1万円札もあなたに憤慨し、
あなたの元から去っていくでしょう。
1円を雑に扱うと、
結果的に万札が離れていくのです。
逆に、
1円玉から好かれると、
万札も喜んであなたのもとに集まります。
小銭入れに1円玉が入っているのなら、
1円単位までキッチリ支払う。
小銭をちまちまと探している姿が、美しいのです。
この習慣が身に付くと、
あなたの財布が小銭で膨れ上がることは有り得なくなります。
レシート、
ポイントカード、
キャッシュカード、
クレジットカード、
小銭・・・
これら全てが削ぎ落とされたとき。
あなたの財布に残るのは、
いよいよ紙幣のみとなります。
紙幣だけは、十分に入れてください。
無駄なほど、入れておいてください。
使う予定が無くても、入れておいてください。
最低でも50万、できれば100万以上は常に入れておきましょう。
紙幣だけで、
あなたの財布を膨らませてください。
財布がパンパンに膨れ上がっているエコノミーほど、
紙幣は数えるほどしか入っていません。
そもそもお金が無いのでしょうが・・・
彼らの言い訳はこうです。
持ち歩いていると、
ついつい遣い過ぎてしまうから。
財布を失くしたとき、危ないから。
くだらないことに遣い過ぎてしまうのは、
遣い方のモノサシがないからです。
財布を失くすのは、
財布に愛が無いだけのことです。
クレジットカードを落とすことのほうが、
何倍も危険でしょう。
典型的なサラリーマンは、
その日に遣う分だけの現金を財布に入れて持ち歩いています。
その貧しさは、顔に浮き出てきます。
「自分が遣えるお金は限られている」と、
常に自分で自分を洗脳しているのです。
そうやって自分を縛り付けているのなら、
あなたはいつまで経ってもエコノミーの世界から抜け出せません。
無駄なほど紙幣を入れて持ち歩いてみてください。
財布が閉まらないほど、
紙幣だけでパンパンに膨らませてみてください。
普段と、真逆のことをやってみる。
全て、それが鍵です。
エコノミーの非常識は、成功者の常識なのです。
溢れんばかりの紙幣を携え、
「自分には十分なお金がある」のだと洗脳してください。
そこで初めて、
見えてくるものがあるでしょう。
エコノミーは、
消費欲を満たすために最低でも10年は掛かります。
エコノミーが大金を手にしたところで、
くだらない浪費に走るのがオチなのです。
それは、
本当の意味での「お金持ち」とは言いません。
どれだけ大金を手にしたところで、
お金持ちになれないところが、まさにエコノミーなのです。
あなたがもし、
そこで浪費に走ってしまえば、それがあなたの器です。
本物のヒト・モノ・コトを正しく見極め、
自分の成長に繋がるものに美しく遣ってください。
その遣い方が正しければ、
やがて何倍にもなって、あなたの財布に戻ってくるのですから。
お金を支払い、お金に別れを告げるとき。
お金の声に耳を傾けてみてください。
このお金達は今、
また自分の財布に戻ってきたいと思ってくれているか?
その答えは、
あなたが1番よく分かっているはずです。
再会を楽しみに、
気持ちよく、
笑顔で別れを告げられるかどうかです。
お金達にとって、
あなたの財布が心地よかったかどうかです。
財布は、お金の住まいです。
余計なもので膨れ上がっている財布は、
窮屈で苦しくて仕方がないのです。
そんな場所は1日でも早く出て行きたいでしょう。
身体を2つ折りにされるのも息が詰まります。
長財布で伸び伸びとしていたいのです。
あなたがどう思うかではなく、
お金がどう思うかです。
そもそも、
2つ折り財布には紙幣が入りません。
10万は折れても、100万は折れないのです。
折れたとしても、財布が勝手に開きます。
エコノミーのお店では、
おしりのポケットに入れられた財布が、
まるで座布団のように彼らの尻に敷かれています。
パンパンに膨れ上がり、
ボロボロに擦り切れたブランド財布が、
体重に押し潰されて悲鳴を上げているのです。
財布をポケットに入れて持ち歩く姿は、
全く美しくありません。
お尻がポコッと膨らんでいるだけで、
ファッションの全てが失われます。
ジャケットの内ポケットも例外ではありません。
最近では極薄の財布も流行っているようですが・・・
本物のジャケットは、
どれだけ薄い財布だろうとスマホだろうと、
ポケットに入れることはできないのです。
もちろん、
入れようと思えば押し込めますが、
シルエットが崩れるのです。
この感覚がないのなら、
偽物の服ばかり着ているということか、
ファッションに全く興味がないということです。
超一流のブランド財布がボロボロになるのは、
その財布に耐久性がないからではありません。
あなたが超一流ではないというだけのことです。
あなたの些細な所作の中に繊細さが無いので、
気が付けば財布が傷を負っているのです。
本物のブランド品が何十年も耐えるのは、
本物の人間が持った場合の話です。
超一流の財布を持つからには、
あなたが超一流になる覚悟を決めてください。
エルメスの革財布も極上ですが、
私が特に気に入っているのは、『カミーユ・フォルネ』の作品です。
カミーユ・フォルネはもともと、
腕時計の革ベルトを製作するメーカーとして、
1945年に創設されたブランドです。
特にエキゾチックレザーを中心に、
仕上がりの完璧さに徹底的に拘り抜いたクオリティーが認められ、
パテック・フィリップ、ジャガー・ルクルト、IWC、カルティエなど、
数々の時計メーカーから信頼を得ているベルト界のリーダーです。
皮革を扱う技術は、
疑いようもなく超一流です。
このカミーユ・フォルネが展開している革財布もまた、極上です。
初めて彼の作品に出逢ったとき、
頭をガツンと叩かれたような衝撃が走りました。
あぁ、これが本物の革か・・・
そう思ったのです。
あなたも是非、
彼の作品に触れてみてください。
本物の革とは、どういうことか。
その意味を肌で理解してください。
素敵な財布を選ぶポイントは、
できるだけ美しく華やかなものを選ぶことです。
彼の作品であればどれを選んでも間違いありませんが・・・
その中でも、
できるだけ、
今のあなたに似合わないほど華やかなものを選んでみてください。
こちらはリザードのオレンジ。

最高に美しく鮮やかな発色です。
リザードの長財布は最もおすすめしたい作品です。
ぜひ一度、あなたの手で直に触れて、その肌触りを確かめてみてください。
きっと、思わず声が漏れるでしょう。
そしてこちらは、ヴォーグレネドーファンのマリーン。

内側には、
同じくマリーンカラーのアリゲータをさりげなく配しています。
心憎いほどの洗練を感じます。
そしてこちらは、ヴォーグレネドーファンのブラック。

こちらはレッドのアリゲータをアクセントに添えています。
華やかさとは、派手さではありません。
紺や黒のように地味なカラーであっても、
洗練が行き届けばそこに「品」が宿り、十分に華やかなのです。
偽物を何度も買い換えるぐらいなら、
覚悟を決めて本物と付き合ってみてください。
安物を選ぶことで、あなたは損するのですから。
本物と付き合い、
あなたが本物になってください。
あなたの収入が、
あなたの財布を決めるのではありません。
あなたの財布の姿が、
あなたの収入を決めるのです。
もっと言えば・・・
あなたの財布が、
あなたの未来を決めているのです。
紙幣を並べるのは最低限のことです。
順番に、きちんと揃えてください。
お金が気持ちよければ、あなたも気持ちいいのです。
お金が出て行きにくくなるからといって、
紙幣を逆さまにして入れる人がいますが・・・
そんなことをすると、逆効果であり、論外です。
本当の豊かさとは、
お金をしっかい遣い、
お金を出していくことですから。
お金を出すことを拒む人間は、
永遠に豊かにはなれないのです。
十分な紙幣を入れたなら、
紙幣を数えるのはやめましょう。
エコノミーはいつも紙幣を数えて残額を気にしています。
紙幣の枚数を数えることが、癖になっているのです。
財布に残り何枚の紙幣が入っているか?
そんなことで頭の中が埋め尽くされているのです。
紙幣は、数えないことです。
十分に入れておけば、側面が見えるでしょう。
数えて管理するのではなく、
厚みで管理してください。
今日の外出はこれぐらいの厚みがあれば十分だとか、
ちょっと薄くなってきたとか・・・そんな感覚です。
いちいち、数えないのです。
トレードも同じことでしょう。
必勝システムを走らせているトレーダーは、
毎月の損益などいちいち気にしていないのです。
財布は、
通しマチがついたものを選びましょう。
マチがない財布を使っているということは、
大金を受け入れる準備ができていないということです。
自分に、マチは必要ない。
無意識のうちに、
そういう貧しい心を植え付けているのです。
財布に十分過ぎる紙幣を入れておくと、
あなたに運が巡るようになります。
この理由を言葉で説明することもできますが、
あえて、説明はしません。
あなたの体感として、実際に感じ取ってみてください。
もちろん、私は風水などに全く興味がありません。
持ち歩く紙幣の量によって運の量が変化するのは、
私の実体感として確信している事実です。
あなたの財布は今、どんな状況ですか?
あなたの財布が、
あなたの未来です。
そして、
お金は大切なものではありません。
お金は単に、必要なだけです。
重要でも何でもないのです。
大切なのは、
お金ではなく・・・
必要なお金との接し方です。
その心、
その向き合い方こそ、
大切なのです。